Beak stardust

趣味や日頃の生活のことを書き書きしてます ツイッター(@Reaflet_m)

ノラと皇女と野良猫ハート1+2 感想

 

 

アニメから入って、ゲームを初めて新品で購入しました。
最初はキャラゲーがメインのノベルゲーかと思っていたけども、個別√に入っていくと読み応えのあるストーリーで大満足。
主人公及びヒロイン達が自分自身の決めた道にしっかりと歩んでいく印象を受けました。

 

まずこのゲームは主題歌が素晴らしいです。
『野良猫ハート』『クライングハート』は共に歌詞が良い。本編をプレイすると意味が分かってくる歌詞は掴みとしても最終的な主題歌としても100点満点。歌詞を書いているはとさんが、物語を深く理解してない限り、書けない歌詞だと思っています。


・ノラとと1
小説に近い感じの文章に哲学要素に近いものを加えた物語で、そこに起承転結をぶち込み、場面転換に緩急を入れたというイメージ。

・ノラとと2
√によってはまちまち。キャラゲーに近いかな?という感じ。
1とは違って、明確な起承転結ですべて構成されてます。1よりも展開に動きがあるため、読みやすい印象を受けました。

たぶん、多くの人に受け入れられるのはノラとと2のほうだと思います。
1は文庫本。2はラノベ


一応、このゲームをやって、想像したテーマに沿って感想を書こうと思ったのですが、

飽きました。

なので、哲学的な文学的な意味わからんものが残ってますが、そのまま文章として残して、後は適当につらつら書いていきます。攻略順で。

 

攻略順(1・2混同)

シャチ(1)→パトリシア(1)→ルーシア(2)→ノブチナ(2)→ユウラシア(2)→ユウキ(1)→アイリス(2)→未知(1)

 

シャチ√

真っ先に攻略しました。ペリカンさんの実況を見た時に一番最初に攻略するか、ってなりましたね。
海での家系図を書くところで、縦にはやっぱり引けないけど、不安だけど横の線なら一緒になれるってところがすごく好きでした。ノラの「ママとは思えなくても、ママにすることはできる」っていうところは文章にすると面白いかもしれないんですが、ゲーム中だと凄く良かったんですよね。
ノラが海でシャチを拾って一緒に育った場所だからなのと、ノラママの骨を海に流したからノラママが見守ってくれているという二点が繋ぎ合っているからこそだと思います。
っていうか、この後からのシャチが可愛いかったです。

ただ、シャチが人間界に降り立つということは後述のパトリシアと同じで、イレギュラーな存在なため、彼女の心の気分次第で天気が変化してしまうようになってしまいます。
嬉しい気持ちが続けば快晴が続くことになり、水不足。悲しい気持ちが続けば大雨が続くことになり、洗濯物が乾かない日々が続くという部分の面白いなと思いました。まるで、少年少女の気持ちが天気に反映されるんですから。
でも、シャチも人間ですから、寂しい気持ちや嬉しい気持ちがあるのは当然です。ノラは一生悲しませないよう誓って終わりになります。
カップルになってから積極的なところのシャチが良かったですね。
後、2になってからも相変わらず家を守る、というのを貫いてる姿がとてもよかったです。


パトリシア√

子は母親の言いつけを守るもの。子のためなら母親は何でもしてあげたい。
パトリシアの母は娘を愛しているからこそ、他の男に取られたくないし、命を持ってほしくない。
ですが、パトリシアが初めて料理をした時も、食事が要らない体なのも関わらず、食べたということも愛に含まれるのだと思います。
地上を滅ぼしなさいという言いつけに逆らい、地上には素晴らしいものが沢山あるのだと知ってもらいたい。そして自分を愛している人をを知ってもらおうとパトリシアは努力するのです。
家族の絆が無ければ知ってもらおうという努力なんて必要無い。しかし、彼女にとってはルーシアもユウラシアも、そして母も大事な家族なのです。

パトリシアは死者。死んでいる。『命を持たない少女』である。
地上に降り、まるで子供のように何もが新鮮で、頑張り屋さんの彼女が地上を滅ぼすために様々な知識を増やしていったことで人間へと変化していき、彼女は命を持ってしまった。
『死者が生き返る』ことは地上ではありえない。奇跡を起こせば、その因果応報として別な奇跡によって、±0へと世界は捻じ曲げられてしまう。結果的にノラの命は無くなり、死へと導かれ、世界は保とうとするのです。

個人的に描写として良かったのはパトリシアの台詞。
これは2で大きく表現されるのですが、『死者にとって死は忘れ去られる』ことです。
母親との対面したシーンで

「彼に救われなければ、私は消え、砂となって、忘れ去られて、いたでしょう」

と言います。つまり、パトにとってノラは『死者でありながら、死にそうだった彼女を救った命の恩人でありながら、命を与えた恩人』ということになります。

「じゃあ何なの!!あなたは私の!!」
「命だ!!」

という会話に繋がるのだと思います。
そしてそこから2のメインヒロインであるアイリスに繋がるのかなと思うと凄い深いシナリオですね。
ただ、サクラノ詩の時にも書いたのですが、キャラゲーとして頭に入っちゃうので、どうしてもシナリオをあまり深く読まないユーザーが多くなってしまうのは勿体ない部分がありますね。
今まで聞いてきた小鳥居夕花さんの中で、声に合った屈指のヒロインというかキャラだと思います。
お茶目なパートや真面目なパートもきちんと上手くこなすところが本当に良かったです。


ルーシア√

2で最高の√でした。
何よりも隙の無い物語構成にところどころ仲が深まっていく描写とトラウマ克服への描写がキチンと入っていて、違和感を全く感じませんでした。物語のストーリー構成も尺をかなり取っていたということもあってか、一番プレイ時間が長かった気がします。
デレたときの勢い、そこそこヤンデレ入りながらもノラには弱いところが最高でした。

ルーシアはサクラメントを有して覚醒してしまったことで、冥界にも居られなくなってしまいます。常に忠誠を誓っていた初めての母親から絶縁を言い渡され、居場所を無くしたことにより、初めての反抗期を起こしますし、妹のパトリシアとも喧嘩をしますが、最終的には『家族』として返ってくる。そこにはやはり冥界の家族しか分かりえない、絆があるのだと思います。

2では後述のノブチナと違った『家族』の描き方をしているな、というのを感じました。
親は絶縁を言い渡しても、娘のことが気になるものです。それが望んだ絶縁ではなければなおさらのことで、ルーシアは理解をしてるからこそ、反抗してしまいます。それはノラが好きでたまらないからであって、自ら望んだものを手放したくないという意思の表れなのでしょう。
終盤で冥界の母は

「三人いる私の娘のうちでも、一番、私の言うことを聞き、忠治に、世界の暗がりを学ぼうとしていました」
「しかし、その一方で、自分というものを見失い、私や妹たちに自らの価値を見出すようになってしまった」

と語ります。
つまり、自分よりも妹や母のために生きていたということです。ケルベロスの血を浴びて、魔力を失ってしまったから皇女を剥奪された、というのは建前。自ら成し遂げようとする欲を無くしたからこそ、皇女にさせなかったのです。
しかし、ノラと関わっていくことで自らの欲望に忠実に生きることを見つけ、「成長した」と冥界の母は語ります。
その前にも、このようなセリフがあります。

「あの子はこの家を出ていった方が、幸せになれるのかもしれないと」

ある意味、これは家族にしかわからないのかもしれませんね。長い年月を経て、冥界で生きてきた家族にしか分からないことなのだと思います。
自由になった時、ルーシアは果たして自らの欲のために行動することが出来るのか。もしくは行動するための努力をこなせるのか。
後述の未知の時とはまるで正反対なんですよね。1と2で対比しているのかな、と思ったりもしました。
祭りの後で、天体の話をするところが絶妙だなと思いました。OPの歌詞にも出てくる『真夏のオリオン』という説明に入ってからの流れで、最後はキスというところも良い雰囲気でしたね。

人気投票が1位なのも納得だと思います。ギャップ萌えや段々と堕ちていく姿は多くの人の心を掴んだはずです。


ノブチナ√

恐らく、2でかなり高評価な√だと思います。ノブチナ√は最初から舞台背景を説明していくスタイルが、展開されていく物語を読ませて行くことになっていき、感動的なストーリーと家族を含めてノブチナの魅力を描いた部分が高評価に繋がったと思っています。

ノブチナの父は警察のお世話になってから娘に堅気戻したいという思いが芽生えます。出所後には様々な手立てを施してきた部分には娘への愛がありますが、ノブチナは普段からダメなことをやっても、刑務所のお世話になっても一切叱ってくれなかった父に対して「ダメならちゃんと叱るのが親」と伝えたから、妾の子で家族へわだかまりが生じていたのが、無くなり、本物の家族へとなっていきます。
そこには普段はあいつは父ではないといいつつ、父が出所したときも名前で呼び、いつも通りに接した彼女なりの信念があったからです。

・ノラと共に刑務所へ足を運んで、OPにも出てくる夕焼けをバックにツインテールが棚引く場面
・ノラがノブチナを助けようとして追いかけるところでキスをして猫に戻して、自分だけ責任を背負うとする場面
・ノブチナが実のお母さんと抱き合う場面

この三つが印象に残っています。
ノブチナとノラの恋愛を描く部分で、田中ちゃんと井田は外せないですね。この二人があったからこそ、恋愛が進んでいくのですから。
そしてその二人が結ばれるのですから良いですよね。

ただ、ノラを元に戻せなかったのはちょっと残念。

ノブチナとルーシアは連続でやって徹夜を通り越して次の日の朝になってたので凄く印象に残っていて、非常に良かったです。


ユウラシア√

とにかく短かった。才能は三姉妹で一番勝っているという設定をもっと生かせると思ったんですけどね…。おまけ感覚で√を作ったのかな?と疑問に思ってしまいます。
ただ、パトリシアと違った好奇心旺盛で、アイドルをしたいという物語は良かったです。
それだけに、CGが良くてもったいないんですよね。
特に最後のCGなんかはノラを信頼しているかのように一緒に舞台へ上がる姿は可愛いです。

アイドルがやりたいから、地球なんて滅ぼしたくない!みたいな自己主張を母にする展開や才能があるからこそ、自分の魔力制御が出来ないからノラと一緒に協力していく展開が欲しかったですね。
ちょっと薄っぺらさがあって、評価が出来ません。


ユウキ√

まず初めにゲーム通して、一番キャラが良かったですね。場の空気を読めれば、はっちゃけることも出来る万能なキャラでした。

√では「自分の運命を受け入れる」という他のキャラとは一味違った路線で読み応えがありました。
作中でユウキは他人の彼氏から誘いを断った後で、彼女からナンパしたといういちゃもんを付けられ、髪を燃やされます。
それを彼女は「理不尽なことでも受け入れる」という信念に基づいて行動しているためなのですが、最後にバイト先の猫喫茶がヤンキー達に襲われ、猫たちが怪我をするところで「我慢を出来るわけが無かった」と語ります。
その後はノラ、井田、ノブチナの三人がヤンキー達に暴力を振るい、復讐する形で終わります。

「自分の運命からは受け入れるとしても、理不尽なことからは逃げるべきだ」という前提で解釈をしますが、ノラがユウキに語っている部分はやはり最後の喧嘩に繋がるのでしょうね。
「理不尽なことが起きても、笑って傍に居てくれますか?」と言うユウキが、復讐したくなる気持ちを抑えられなくなる、実に人間らしさが溢れた、考えさせられる良いストーリーでしたね。


アイリス√

シナリオのテーマが凄くしっかり現れた2のメインヒロイン的な立ち位置ですね。
OPのクライングハートがアイリス√のすべてを表しています。
ゲームのOPの一番抜粋でBメロからサビ終わりまでの歌詞。二番もだいぶ関係しているのですが…。

誰も知らない 涙の跡
無邪気な笑顔で 隠して
真夜中 一人きりで
走った 叫んだ 神様なんていないから

降りつもる 雪 世界の果て 足跡を消す
記憶だけ 残して(悲しみは消せない)
追い越して 行け 次の涙 こぼしたりしない
夏も冬も目指してた 星空
例えば 困難な おとぎ話でも
生き抜いて 旗を立てたら 星となる

冥界の母が雪が降り積もるアンクライ王国に掛けた呪いだとはいえ、自分は忘れられてしまうのか。
友達の家に誕生日プレゼントを持っていっても、忘れられているために受け取ってもらえない。自分自身だけに記憶を残して、彼女を忘れてしまった人には記憶は残らないのです。
そして、忘れられてしまう彼女はいつしか足跡を残そうとするようになります。
だから、彼女は共通√で地球に降り立った時に出来た足跡を鉄?だかで固めておきなさい、とノエルに命令するんですね。忘れ去られないように、自分の跡を残すようにする。

そしてゲーム中、彼女は非常に明るく元気に振る舞います。それは「明るくて元気な人は太陽のようにみんなの記憶に残る」という理由から来ています。先ほどの行動からと良い、忘れ去られないように努力をしてきた彼女なりの答え。
そして、それはノラの母から教えてもらったという設定が出てきます。忘れられないように、大きな声で自己紹介をする。元気で居ることで忘れられないようにする。良いですね…。

また、彼女の流す涙は非常に高い純度を誇る氷となります。純度が高いために、汚れを落としてしまう=汚れを忘れてしまう=汚れが記憶を無くしてしまうという意味で、ノラの寿命が近くなり、獣になって死んでしまう呪いは彼女の涙で消えてしまうというのも良かった。
ま、結局、呪いを解くのはえっちなことをして流す涙のことだったんですけどね。

そして妙に名言が多い。
一番良いなと思ったのはノブチナが言ったセリフで、

「あいつの母は獣を生んだんじゃない。人間を生んだんだ」

ってやつですかね。ほんと、このゲームの登場人物は家族を大切にしますね。

パトが知っているアンクライの歴史を読み聞かせ、真実を話し、忘れられてしまうのは幽霊だったから。過去に囚われて未来は作れない。雪は足跡を覆う。
それは当然のこと。当然だからこそ、残酷なお話。そして小さい頃のノラ達になぜアイリスが現れたのか。それは8月の盆に毎年やってくるのは死者が蘇るという言い伝えがあるからと。
でも、アイリスは私は死者ではないと言います。
おとぎ話として、みんなが語り継がれるような、みんなが見上げてわかるような星になるようなものになり、そのために過去を追い越して、幽霊なんかじゃないと語るのです。


今思うと、内容が濃かった感じなのですが、とっつきにくいんですよね。ここでズラズラ書いても、実際にプレイすればわかるような話で、ほんと√終盤までアンクライ王国とアイリスの存在についての話が多くて、話の緩急がノブチナ√やルーシア√よりも無いんですよね。
ずっと一直線で進む感じ。テーマに沿ったゲームでこの調子ならいいのですが、共通√のイメージで固まっているのでダレちゃうんですよね。今、プレイしてみると印象は凄く良いのですよ。
初見で気付ければ、凄く良い√でした。後はそこまでに至る設定が非常に面白かったです。
後はね、声が良いのよ。本当に上手ですね…声優さん。
ネタの時と真面目な時が上手。ユウキの声優さんが上手なのはわかっているのですが、この方もかなり上手ですね。


未知√

未知の母は娘を大事に思っているからこそ、良い大学へ進んでもらうために、ノラたちと一緒につるむことを嫌います。学校の校長室にて呼び出されたときに母が喜ぶと知って、ノラのことはまったく知らないと言ってしまう。その後も未知は母からの言いつけを守っていましたが、ノラを嫌い、排除したがる母を嫌になり、反抗してしまいます。
でも、最終的には母親を受け入れる。そこには子と親にしかない家族の絆がある。家族を大切に思う気持ちによる行動。生まれた場所は変えられずとも、その場所を受け入れることは出来るのです。

印象に残っているとすれば、告白のところですね。
1の共通でパトリシアが言った未知のノートを借りて行った地上の魔法の詠唱(告白)を、今度は未知がノラへの告白のために詠唱するシーンが良かったです。幼馴染なのに不器用で、そして真面目な彼女がひたすらノートに書いて告白をするために残してきたものをようやく伝えられた時が一番良かったです。
胸糞悪いシリアスがところどころあって、察せる場面でも家族を受け入れると決めた未知だったのですが、獣になったノラに助けを求めて人を殺める寸前にまでの罪を犯してしまい、銃弾を浴びて死んでしまいます。
冥界へ行ったノラを救うために、未知は眷属となって冥界へ旅立ち、ノラを生き返らせる終盤の部分はギャグ要素があまり感じられなかった未知√での癒しみたいなもんですかね。
最後にプレイしたので、「ああ、ノラととだなー」と思いました。

未知√も読み応えがあって面白いです。ですが、こっちは家族をマジで描いてて、色々と現実の自分に突き刺さるところがあり、ダメージを負いました。普通に良かったんですけど。

 

・全体をプレイしての感想

初めて新品で買ったのですが、それ以上に楽しめる作品で後悔しませんでした。というより、最初のほうにも書いたのですが、案外キャラゲーっぽくないんですよね。その辺りが中々良いんですよ……僕自身のキャラゲーの定義が崩壊していますけども。

勿体ないな、と思うのは1,2共に共通√でキャラゲーのイメージが固定されちゃって、ストーリーが冗長っぽくなるところ。
ノラととの構成は最後のほうに固めて、イチャイチャ要素を二重にも三重にもぶち込んでくるスタイルなので、ユーザーが求めるものが終盤に畳みかけてくることが多いんですよね。
そこに至るまでの過程をじっくりと読める人はぶっちゃけ神ゲーとも言っていいくらいで、文学小説のような言い回しで深いストーリーなんですが、ノラととをプレイするユーザーはそれを求めてない人がそれなりに居るのかもなー…って思います。

被害の典型例はアイリス√やパトリシア√だったりで、良く見直してみたらストーリー滅茶苦茶面白いんですけど、初プレイでは考えないで読んでしまう部分もあって、評価されない感じがあるんですね。

逆に、被害を被らなかったのはシャチ√、ルーシア√。特にルーシア√はところどころイチャイチャする要素を取り入れつつ、問題解決していくためにキャラの魅力が伝わりまくって、ストーリーの出来が恐ろしく良い。プレイしてて、上手く纏まってるわ、可愛いわ、面白いわで素晴らしかった。

ノブチナ√だけは別格、というより別なストーリーと考えていいのかなとは思います。
テーマが完全にわかり切ってて、尚且つ√に入る出だしが、他のキャラとは違うので文章をじっくり読まざるを得ないため、多くの人が舞台背景を理解しようと読みます。そこから家族の話に繋がって、他のキャラが滅茶苦茶絡んでくるので、ルーシア√に比べてストーリーは別方向で出来栄えが素晴らしい。面白いのは間違いないし、感動して泣きます。実の母と会うシーンは涙腺崩壊しますね。

キャラが好きでシリアスを受け入れられるなら、ユウキ√も未知√も良いですね。
特にユウキ√もかなり完成度高めですし、声優さんの力が大きいのもあって、悶える部分がかなりあると思います。
ユウラシア√はもっとどうにか出来たと思うんですよね…かなり勿体ないです。


√総評(左から良い順)

ルーシア、ノブチナ>シャチ、パトリシア=アイリス、ユウキ=未知>ユウラシア


『、』は甲乙付けがたいけど、比べられない。でも、『=』とは違うやろなと感じで付けました。
要するにストーリーの方向性の違いで、評価しづらいというものです。

ルーシア、ノブチナはストーリーの完成度は格段に違います。
シャチはただ個人的にシャチが好きなのでこの位置。
パトリシアとアイリスは最初に読んだらそこまで面白いとはならないと思います。たぶん、二度目以降にじっくり読んだ人だけが、余すところなく面白く感じるのではないでしょうか。
ユウキと未知はキャラが好きだと面白さを感じるのではないでしょうか。シリアスは胸糞悪いため、ここに。
ユウラシアはどうにかなってほしかったかな…。

キャラ全員に魅力があるので、買って損はしないゲームだと思います。個人的には滅茶苦茶好きです。このギャグはノラととにしか出せないな、と感じますし、歴代のゲームでも異質な方に入るんじゃないかな…というより僕自身はそこまでプレイした本数は両手で収まる程度だけしかないですが。
軒並み声優さんの演技力が高いのも高ポイント。声優さんの話は表名義のこともあるので、言いませんが、キャラにしっかりと合っていて、違和感がありませんでした。
後は主題歌をキャラが歌うのですが、アイリスとルーシアの人がズバ抜けて上手いです。

良いゲーム買ったなと思いました。現在、2のみですがプレイ時間を確認したら24時間30分程度でした。1+2で40時間以上楽しめた作品なので、もしもキャラに興味を持ったらオススメ出来る作品だと思います。
エロゲ感のない作品で面白かったです。

久々でしたが、ゲームの感想終わり!