Beak stardust

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イーリスリーグ 第75,76球 感想

最近、自分がハマっている野球漫画の感想です。

鬼怒川戦の後のお話。

まず第76球。

試合自体は毎週行われてるらしいですが、隔週で自チームの試合があると考えると総当たりなのもあってか、投手は大エース一人いれば十分な感じもしますね。赤城はすみれさんとまりんが居ますけど、鬼怒川戦見る限りではまだすみれさん、まりんのお互いに一人で投げ切れるほどの投手じゃないし、まりんに関しては監督も兼任してるから負担が大きいですし。

そう考えると鬼怒川の強みが関東最強投手きょーかが居ることにつながってますね。らいなとりゅーこが主軸で、打線全体が強力でもないから他チームはきょーかの研究さえすればなんとかなりそう感ある。

次の相手が霞ヶ浦っぽそうだけど、どうでしょうね。さららさんがかわいい。

 

第75球。最後の四ページ。赤城のあずさと鬼怒川のしずくの話。

要求したスライダーを逸らすことを考えてストレートに切り替え、真ん中低めにきょーかが投げ込んだ場面。しずくはヒットで良かったのをあずさがホームランを狙ったのは私を庇うためだったのではないかと問いかけ、そこでスライダー要求がそもそも前提として最善だったことや『すべての責任が自分(しずく)にある』という方向に持っていくところに疑問を感じた部長。

その後にしずくが「誰かのせいで、とかじゃなくて、私が下手なせいできょーかが遠くへ行ってしまう」という台詞を言います。もっと一緒に先の舞台でもバッテリーを組みたいのに、出来ない未来を薄々感じてるところが哀愁感漂ってて良い。

ここの場面、天才と凡才の対比を描くのに最高でした。三十話ぐらい前に、きょーかがあずさと一緒のプロチームでバッテリーを組みたいという理由をどこかで知っているのかもしれないし、試合中でも『私だって、(あずさやきょーかがいる)同じ舞台で戦うんだ』と面を切ってるんですよ。だから、しずくは自分の技術が高ければもっときょーかを引き出せるのに出し切れてやれなかったと泣き、部長はそのまま夜空を見上げる。隣に居るあずさが、事前にウエストのサインを決めとけば良いとか言ってるんですけど、そこまで対応しきれなかった部分もあるのでしょうね。

最強のエースと組むプレッシャーに耐えてきたのもあったんでしょうけども、それでも周りからはあずさに比べればそこそこのキャッチャーって評価を下されてそうですし、何よりもっと組んでいたいのに出来ないことを示す涙だと思います。

きょーかはここの場面で鬼怒川が出来る最善策だと思ってるでしょうし、尚更しずくのせいだとかは思ってないと思われる。だけど、あずさだったらそのままスライダー要求で抑えられて終わりでしたからね。色々としずくからしてみれば、実力があればとか思っちゃいますもんね。

 

初めて試合描写終わりましたけど、冗談抜きで読み合いとかが凄い漫画なんで見てください。