見上げてごらん、夜空の星を(FINEDAYS込み) 感想
星はどんな場所でも、同じ輝きを放っている。輝きが違うように見えるならば、それは誰と見てるか。
自分の天体観測の情熱を戻してくれた作品。そしてアルビレオという星を教えてくれた一作でありながら、自分の就活にまで魔の手を伸ばしてしまったまさに人生に一本を投じたゲーム。
この作品の見どころは星、月を含めた星空の描写は非常に美しく、本物に近いぐらいに美しい。その反面、前作である「この大空に、翼をひろげて」のような熱い展開は薄いものの、その分人物関係に力を入れているのが感じ取られた。舞台設定は多少ガバってる部分があるけども、個人的には気になりません。
もしこのゲームをプレイして、星空を見上げたくなったのならばこのゲームの99%は楽しめたと思っていい。
サクラノ詩 感想
批評空間で超高評価と超低評価の差が激しく(まあ高評価が流石に圧倒的に多いのだが)、信者とアンチのぶつかり合いでもよく引き合いに出されている本作品。自分にとってはこの作品をやるには3年は早かったと実感しているものの、それでも評価を下すとしたら、1~10段階ならば9か10を付けるだろう。
単なるノベルゲームとしての面白さは個人的に二章と雫√辺りが面白い、ワクワクするといった感情が最高潮だった。要は三次曲線的な面白さで、四章からは面白さというよりは、ユーザーに伝えたいテーマを描いているようにも思えた。
ちなみに萌えゲー大賞の2015年は自分にとっては当たり年であったとも言える。金賞が「サクラノ詩」、銀賞が「見上げてごらん、夜空の星を」の二作品が入っており、両作品とも画的に非常に綺麗な作品なので興味を持っていただけたのなら手に取ってほしい。